小売・サービス業を専門に、人材育成と現場支援を通じて、企業の課題解決に伴走するWILLSORT株式会社の海藤美也子さん。
ギャルブランドの販売員時代からキャリアをスタートし、現在もアパレル、アクセサリーメーカー、さらには高速道路のサービスエリアや作業服メーカーと多岐に渡る業界で「現場の人たちの中にある力に、もっと光を当てたい」という思いでサポートしています。
いま多くの店長が抱えている“若手スタッフ育成の課題”について、経験から蓄積してきた育成術を教えていただきます。
私はいつも、Z世代は“未熟”ではなく、むしろ“成熟”していると感じています。
「最近の若い子は、自分の意見をはっきり言う」
「考え方がドライだし、大人びている」
そんな声を聞くたびに、そう思うのです。
彼らは、子どもの頃からインターネットに触れてきた世代です。そのため、子どもの頃からたくさんの情報に触れて育ってきました。いまもSNSや動画サイトを通じて、世界中の価値観、働き方、政治、社会問題、環境問題に日常的に触れています。
同時に、文明も急速に進化し、テクノロジーやAIなど、私たちが想像もしなかったスピードで社会が変化しています。
そんな中で膨大な情報の中から「何を信じるか」「自分はどう生きるか」を自分で選び取ってきた世代。考えさせられることも多く、世界はかつてよりずっと複雑に映っているはずです。それでも、自分なりの基準で選び、行動している。
そう考えると、Z世代は“できない未熟者”ではなく、むしろ“複雑な社会を理解しながら、自分の軸で生きようとしている成熟した世代”だと言えるのではないでしょうか。
若手をどう“活かす”かが問われている
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2025年8月14日(木)に「Z世代を戦力にするリーダー力」を出版いたしました。
本連載と合わせてお読みいただくことで、より深い気づきや、ご自身の実践に活かせるヒントに繋がるのではと思っております。現在Amazonにて絶賛発売中です。
ご興味お持ちいただけましたら、是非ご覧いただけますと嬉しいです。

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