神戸ファッション美術館「フィンランドのライフスタイル展―暮らしを豊かにするデザイン」9月14日から開催

2024年9月14日2025年4月25日

神戸ファッション美術館では、特別展「フィンランドのライフスタイル-暮らしを豊かにするデザイン-」を2024年9月14日（金）～11月10日（日）まで開催する。

世界一幸せな国として称される森と湖の国、北欧・フィンランドは、デザイン大国としても知られている。独立を宣言した20世紀以降、本格的にデザインが産業として確立されていき、アール・ヌーヴォーやバウハウスから影響を受けながらも、独自の様式を築いてきた。食器や家具などに見られるその独特な形と色彩は、機能性にも十分に配慮されたものとなっている。
そうした合理性がひとつの特徴とされる一方で、自然からインスピレーションを得たという、どこかあたたかみのあるデザインは、多くのフィンランドのデザイナーたちの作品に見られる特徴。フィンランド・デザインは、人々の生活に彩りを添える装飾性と利便性の両方を満足させるアイテムとして、今日では世界各国で愛されている。

イルマリ・タピオヴァーラ《ピルッカ・ハイスツール》オリジナルデザイン1955年、アルテック、スコープ蔵、撮影:八田政玄、画像提供:世界文化社

ビルゲル・カイピアイネン《ウォール・プレート》 1960～70年代、アラビア、スコープ蔵、撮影:八田政玄、画像提供:世界文化社

本展では、アルヴァ・アアルトやアイノ・アアルト、イルマリ・タピオヴァーラ、カイ・フランク、オイバ・トイッカ、石本藤雄をはじめ、フィンランドが育んだデザイナーたちによる家具、陶器、ガラス製品、テキスタイルなどを展覧する。また、民族衣装といったフィンランドの手仕事、サウナ文化など、優れたデザインを生み出したフィンランドの暮らしも併せて紹介する。

アルヴァ・アアルト《A331 ペンダントビーハイヴ》オリジナルデザイン1953年、アルテック、スコープ蔵、撮影・画像提供:スコープ

特別展「フィンランドのライフスタイル-暮らしを豊かにするデザイン-」開催概要

会期　2024年9月14日（土）～11月10日（日）
会場　神戸ファッション美術館
開館時間　10:00～18:00（入館は17時30分まで）
休館日　月曜日、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日は休館（ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館）
観覧料　一般1000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料
　　　　※神戸市内在住の65歳以上の方は無料。
　　　　※カッコ内は有料入館者30名以上の団体料金。
　　　　※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券（半券）で割引。
主催　神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
URL　 https://www.fashionmuseum.jp