経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学が、「“職場の服装”に関する調査」を行った。従業員数10名以上の企業に勤める20代~50代の会社員(職場に制服がなく、フルリモートではない人)に、“職場の服装”について聞いたところ、「スーツ」や「オフィスカジュアル」など服装についてなんらかの決まりがあると答えた人は70.3%いた。
その一方で、希望する服装については「自由」が41.7%で、次いで「オフィスカジュアル」が39.0%、「スーツ」18.0%と続いた。やはり“職場の服装”は自由が良いという方が多かった。
反対に相手の“職場の服装”についてどこまで許容できるかを聞いたところ、「スーツではない服装」が66.0%と最多。「半袖Tシャツ(無地)」は35.3%、「半袖Tシャツ(柄有り)」は25.0%、「パーカー」21.7%、「短パン」7.0%と、服装がカジュアルになるにつれ、許容できない人が多くなるという傾向になった。
「見た目」についても、過半数に達したのは「茶髪」(55.0%)のみで、「結婚指輪以外の指輪」35.7%、「派手なネイル」21.0%、「茶以外のカラーリング」19.3%、「金髪」16.0%と、おしゃれさを意識した服装や見た目にするにつれ,許容度ができない人が多いという結果になった。
ただし、相手が「接客業」の場合は見た目の許容度が変化。「オフィスワークでの見た目」と比較して、「金髪」19.0%(オフィスワークとの差+3.0%)、「茶以外のカラーリング」21.0%(+1.7%)、「男性のメイク」(+1.7%)、「おしゃれ用の色付きメガネ」(+0.7%)の4項目の許容できるという人が増えた。
最後に“職場の服装”に関する仕事への影響について聞きたところ、。転職において“職場の服装”は影響するのかどうか聞いたところ、「重視する」は45.7%で、“職場の服装”でモチベーションは変わるのかについては、「モチベーションに服装は関係ない」が68.3%という結果になった。
調査概要
調査機関:株式会社識学
調査対象:20歳~59歳の会社員/職場で制服を採用していない/フルリモートの仕事をしていない
有効回答数:300サンプル
調査期間:2024年2月14日(水)
調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。