小売・サービス業を専門に、人材育成と現場支援を通じて、企業の課題解決に伴走するWILLSORT株式会社の海藤美也子さん。
ギャルブランドの販売員時代からキャリアをスタートし、現在もアパレル、アクセサリーメーカー、さらには高速道路のサービスエリアや作業服メーカーと多岐に渡る業界で「現場の人たちの中にある力に、もっと光を当てたい」という思いでサポートしています。
いま多くの店長が抱えている“若手スタッフ育成の課題”について、経験から蓄積してきた育成術を教えていただきます。
「最近の若い子は扱いづらい」
……そんな、Z世代に対するネガティブな声を、私は現場支援の場で何度となく耳にしてきました。
「指示しても動かない」
「叱ったら辞めてしまいそうで、何も言えない」
「考える前にすぐ答えを求めてくる」
こうした嘆きは、特にZ世代のスタッフに関する悩みとして、よく聞かれるものです。けれど本当に「Z世代だから」扱いづらいのでしょうか。
「扱いづらさ」の正体を探る
1. 当たり前の基準がズレている
まず大きな要因は、常識や前提の基準が共有されていないことです。
上の世代にとって「電話で伝える」ことは当たり前でも、Z世代にとっては「まずはチャットでやり取りする」が自然。
\登録無料!SALES PICKSの記事を読むには読者登録でパスワードをGET!/

2025年8月14日(木)に「Z世代を戦力にするリーダー力」を出版いたしました。
本連載と合わせてお読みいただくことで、より深い気づきや、ご自身の実践に活かせるヒントに繋がるのではと思っております。現在Amazonにて絶賛発売中です。
ご興味お持ちいただけましたら、是非ご覧いただけますと嬉しいです。
