2025年5月10 日(土)にロンドンで開催された靴磨きの世界一決定戦「World Championships of Shoe Shining 2025」において、株式会社ユナイテッドアローズの子会社、株式会社BOOT BLACK JAPANの新井田 隆さんが優勝した。新井田さんは2023年、2024年の国内大会でも連覇し、日本人初の“二冠”に輝いている。
「World Champions of Shoe Shining」は、毎年ロンドンで行われる国際的な革靴の展示会イベント「Super Trunk Show」内で開催される靴磨きの世界大会だ。競技ルールは20分間の制限時間内に新品の靴の片足を磨き上げるというシンプルなもので、評価基準には靴の光沢感やグラデーション、磨く様子や所作などが含まれる。
ファイナリスト3名による決勝戦で新井田さんは、ソールにもワックスを施し、磨き上げるという珍しい手法とそのアプローチ、全体のバランスが優れていた点が評価され、2025年のチャンピオンに選ばれた。日本大会2連覇に続き、世界大会でも優勝を果たし、日本人として初の「国内・世界二冠」を達成した。
新井田さんは今回の受賞に「この度、靴磨き世界大会にて優勝という大変光栄な評価をいただきました。シューシャイン、シューケアサービスを日頃よりご愛顧くださるお客様に心より感謝申し上げます。靴磨きは、単なるメンテナンスではなくお客様の大切な一足と向き合い、心と繋がる職業だと思っております。今後もユナイテッドアローズグループの一員として、日本発の高い技術とサービスを世界に届けられるよう、さらなる研鑽を重ねてまいります」とコメントした。
なお、同大会において「Brift H」のスタッフが優勝するのは、2017年、2023年に続き3人目。ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店と丸の内店では、「Brift H」からシューシャイナーを招いたサービスを定期的に開催している。
