販売員は接客だけがお仕事だと思ったら大間違い。スタッフのマネジメントや在庫管理、店舗運営など、業務は多岐にわたります。それゆえに悩みもさまざま。自分の接客力を上げたい。スタッフの接客力も上げたい。売上はどうやったら上がる?マネジメントって何するの?などなど。
このリレー連載では、いま店頭で何が起きていて、販売員たちは何に悩み、どう解決したのか。リアルな課題とその解決策を、JUNグループの各ショップで働く現役店長たちが伝えていきます。
10回目は、「ロペ」岡山天満屋店でショップディレクター(以下、SD)を務める中西恵さんに、顧客づくりについて語っていただきました。また、地元・岡山で20年間勤めてきた中西さんが、地方で働く販売員のキャリアについて思うこともつづりました。
顧客づくりは“お客さまの専属スタイリスト”になること
高校卒業後、地元企業で事務職をしていました。7年間働いて、20代後半になる頃、「転職するなら20代のうちに……」と考えるようになり、一度はやってみたかった販売員になるため、2005年にジュンへ転職しました。
販売をやってみたかった理由は、ファッション雑誌を読むことが好きだったからです。小学生の頃には高校生向けのファッション誌を読み、社会人になってからは出勤前にコンビニでファッション誌を買って、休憩中に読み、会社帰りにショッピングへ行くということが習慣のようになっていました。
憧れて販売員になったものの最初の5年間はなかなか顧客ができず、悩む日々を過ごしました。そんなときに先輩から教えてもらったのが「かゆいところに手が届くスタッフになりなさい」ということです。
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330 JPYリレー連載「わたしの場合、みんなの場合」Part.10 顧客づくりで大切にしていること ―ロペ 岡山天満屋店 ショップディレクター中西 恵さん
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