三陽商会はマテリアリティ「サーキュラーエコノミーへの取り組み」の一環として、3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動「SANYO RE: PROJECT(サンヨー・リ・プロジェクト)」を開始。リユースを前提とした衣料回収活動を3月28日(木)から直営店全店並びに一部百貨店内のブランド各店舗にてスタートし、今後は順次拡大する予定だ。
同社では、過去にも衣料回収活動を行ってきたが、これまでの活動では回収後の衣料をリサイクルして新しい服の原料や自動車内装材などに再資源化してきた。今回開始した「サンヨー・リ・プロジェクト」では、回収後の衣料を再資源化する前に、更に長く着用いただくことを目的として、可能な限り再販売をはじめとしたリユースにつなげる。持続可能なビジネスとしてリユース事業の実現を目指していく。
回収した衣料品・雑貨は、静脈物流を利用して倉庫に輸送し、倉庫内で自社の社員により見分けを実施。リユース可能なアイテムについては提携先でクリーニングを実施の上、動脈物流を利用して輸送、当社の一部直営店舗にて2024年夏までに再販売を予定している。
また、当社が再販売しない回収品のうち、品質表示のダウン率が50%以上の羽毛製品は、「グリーンダウンプロジェクト」を通じて羽毛をリサイクル。その他の回収品については、協業先である株式会社ECOMMITを通じてリユース、リサイクル(繊維製品の素材/固形燃料等)される。
2024年度内にECを除く全店舗で回収活動を実施することを目標に、年間の回収目標数を5万枚に設定。リユース品販売については3年目以降の拡大を視野に、初年度~2年目はトライアル期間として様々な検証を重ねる予定。
同社の『ファッションを通じ、美しく豊かな生活文化を創造し、社会の発展に貢献します。』という経営理念のもと、長く愛用いただける良質な製品づくりを基盤とし、ものづくりと、メンテナンスやアフターケアをおこなう長期着用推進の延長線上にあるものとして、リユース事業の実現を目指していく。
実施店舗掲載 https://knowledge.sanyo-shokai.co.jp/sanyofaq/ss/web/knowledge431.html
衣料回収活動ページ https://www.sanyo-shokai.co.jp/sustainability/environment/collect/
SANYO RE: PROJECTページ https://www.sanyo-shokai.co.jp/sustainability/environment/collect/etwr/
回収対象品 三陽商会が製造した衣料品・バッグなどの雑貨製品
※雑貨製品はバッグ、マフラー・ストール、ネクタイ、手袋、帽子に限ります
※汚損・破損のひどいもの、肌着、下着、水着、パジャマについては回収しておりません
※回収はお一人さま各月あたり19点までとさせていただきます
※ご着用後の衣料品は洗濯またはクリーニング後にお持ちください
※お引き取りしました衣料品・雑貨の返却はいたしかねます(ポケット等に残っていた物品については、一切の責任を負いかねます)