株式会社ヒューマンフォーラムが運営する「mumokuteki(ムモクテキ)」は、医療法人 稲門会の運営する就労継続支援B型施設「いきいき・いわくら」から依頼を受け、アクセサリーブランド「viivant(ヴィヴァン)」の商品開発を支援した。
「いきいき・いわくら」は、精神障がいのある方と共にガラスのアクセサリーを製造、販売してきた経験を活かし、商品力向上と新規販売店の開拓を目的に「mumokuteki」がブランド開発依頼を受け、プロジェクトが発足した。開発には、京都で活躍するアクセサリー作家「AYUKO TAKAGAWA」へ商品の監修を依頼。ガラスの透明感が際立つように、製品の細部にわたり、拘ったアイテムを制作した。
「viivant」はフランス語で「生きている」という意味。「i」が一つ多いのは「人と人」「人と社会」の繋がりに願いを込めて「viivant」と名付けられた。“いきいき”と光り輝くガラスのように、ありのままに輝く日々に願いが込められている。
京都岩倉の地には平安時代より心を病んだ人びとが加持祈祷を受けに訪れた歴史があり、そんな岩倉の地で心の病をありのままに受け容れ、今も尚、共に寄り添い暮している。ガラスアクセサリーの製造過程から、ガラスのもつ透明感や清々しさに触れることで、癒され、前向きになれたり、こころが開放される人をたくさん見てきたことから、先人たちが大切にしてきた「人が人として生きる」という大らかな声に耳を傾け、誰もが“ありのまま”でいられる社会に向けて制作活動を行う。