株式会社オンワードホールディングスが実施する、お客さまから回収した衣料品を活用して新たな価値を創造するプロジェクト「アップサイクル・アクション」にて、産学連携による“学び・創造・共創”を目的とした「アップサイクルこどもふくプロジェクト」を初の試みとしておこなった。
「アップサイクル・アクション」とは、2009年から実施してきた「オンワード・グリーン・キャンペーン」で引き取った衣料品の新たな活用方法として始まった、ファッション企業ならではのクリエイション力を活かしたプロジェクトである。
2025年8月末までに累計約180万名のお客さまから約934万点の衣料品を引き取り、「アップサイクル・アクション」がスタートするまでは毛布や軍手、固形燃料に活用してきた。「アップサイクル・アクション」では、多様な個性を持つ社員が、独自のアイデアやデザインを自由な発想で表現できる場となっている。
制作した作品は、自らで価格設定を行い、収益の90%を制作者に還元し、残りの10%は、日本赤十字社への寄付に充てている。
初の取り組みとなる「アップサイクルこどもふくプロジェクト」は、代々木山谷小学校の生徒16名と文化学園大学ファッション社会学科の学生12名が参加した産学連携の半年間に及んだプロジェクト。その成果として11月22日(土)には、「アップサイクルこどもふくランウェイショー」を開催した。

プロジェクトは今年7月からスタートし、子どもたちの豊かな発想でデザインするワークショップなどもおこなわれた。そこでできたデザインを大学生がアップサイクル制作。ファッションと環境について学ぶ大学生と小学生のコラボレーションを促進し、クリエイティブな体験を提供した。
完成した衣服を着用したファッションショーを開催。ショーのテーマは「アップサイクルでつなぐ、未来のファッション ~服の未来は子どもたちの手の中に~」。 虹の森に住む再生の精たちに扮した小学生らが、自らデザインした服を着用し、モデルとなって堂々とランウェイを歩いた。
このプロジェクトで子どもたちの自信とファッションを楽しむ心を育み、アップサイクル体験を通じて、ファッションの未来を考える機会を創出することができた。

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