繊維商社タキヒヨー株式会社は、世界三大毛織物産地である尾州で2025円10 月24日(金)〜26日(日)に開催される「ひつじサミット尾州」において、同社のものづくりの拠点である一宮工場を公開するオープンファクトリーを開催する。今回で5回目となる一宮工場のオープンファクトリーでは、産業革命の頃と同じ手法で紡績することができる希少な英式紡績機「ブラッドフォードシステム」を使った紡績工程の見学や、一宮工場で企画開発した糸や生地、雑貨やオリジナル商品の販売をおこなう。
「ひつじサミット尾州」は、“せんいのまちで使い手と作り手がゆるくふわっとつながるオープンファクトリー”をキャッチコピーに、工場見学、ものづくり体験、ひつじとのふれあい、ショッピング、美味しいグルメ、トークセッション&イベントの6つの楽しみ方を通してウールの持続可能性を伝えるとともに、使い手と作り手をつなぎ、地域が一体となって活性化を推進し、事業承継のイメージアップと新しい担い手の育成に繋げていくイベント。2021年からスタートし、延べ6万人以上のゲストが来場。今年は10月24日(金)〜26日(日)の3日間にわたり、40 カ所以上で開催される。
タキヒヨーの一宮工場は、ものづくりの拠点として2014 年に愛知県一宮市に新設した。その源泉となる「英式紡績機」は約70年前に製造されたものであり、国内に現存する物はほとんどない。産業革命の時代の手工業から機械工業への過渡期の記憶を残す希少な紡績機により、現代に普及している仏式紡績機では出せない風合いの糸を生み出す。一宮工場で企画開発されたオリジナリティの高い糸や生地は、国内外のブランドから高く評価されている。
製造工程における環境負荷が小さく、生分解も可能なウールという素材の持続可能性を広くアピールしながら、地元に根差してものづくりを担う企業として、さまざまな企業との協働で地域創生への貢献を目指していく。
「ひつじサミット尾州」開催概要
日程:2025年10月24日(金)〜26日(日)
※開場日時は各工場、飲食店により異なる
会場:愛知県一宮市、岐阜県羽島市周辺の各事業所及びイベント会場
「ひつじサミット尾州」公式Web サイト:https://hitsuji.fun/
■一宮工場オープンファクトリー申込ページ:https://hitsuji.fun/event/320/
※オープンファクトリーは10/25(土)・26(日)のみ
■タキヒヨーサステナブルWeb サイト「TAKIHYO FOR GOOD」英式紡績機:https://takihyo.jp/materials/bradford-system/