株式会社ワールドが夏休み時期に開催している「こども参観日」が、今年も2025年7月25日にワールド北青山ビル、8月8日にワールド神戸本社で開催された。
「ワールド こども参観日」は、1991年に社内報を通じて社員から提案があり、同年の冬休みに初めて実施し、これまで840組以上1200名近いの子どもたちが参加してきた。現在は夏休み期間中にワールド神戸本社と北青山ビルで開催し、今回で36回目となる。親の働く会社はどんな会社で、どのような仕事をしているのかを、社員の子どもたちが見ることができ、夏休みの自由研究にもなるイベントだ。
親と一緒に出勤してきた子どもたちは、親と別れてみんなでワールドがどんな会社が説明を聞き、3チームに分かれて3つのワークショップをおこなった。

1つめのワークショップでは、残布を使用して花をつくる。シアーな生地、ストライプや花柄の生地など、自由な感性でお花を作成。親へ手描きのメッセージカードも添えてプレゼントされた。
2つめのワークショップは、前回も実施した自社オンラインストア用の撮影体験。スタジオへ移動して、実際にモデル撮影しているところを見学した。もう1つあるブースでは子どもたちがモデルとなって撮影をおこなう。撮影した写真をモニターでチェックし、カメラマンがパソコンで画像を加工。色が明るくなったり、暗くなるのを見ながら「おぉ!」と驚く様子はとても楽しそうだった。

そして、今年初めて実施したワークショップは生成AIを使用したデザイン制作だ。今年1月にワールドグループの連結子会社になった株式会社OpenFashionが提供している生成AIツールを使い、スタイリングを生成する。
プロンプトを入れる前に、自分の好きな色、好きなもの、好きな生き物、好きなアニメやゲーム、モデルのタイプ、「かっこいい」感じに仕上げるか、それとも「かわいい」感じに仕上げるかを用紙に書き出す。書けた子から、パソコンに向かって書き出したものを入力していく。
そうすると、いろんなスタイリングが複数表示され、「これがいい!」「ちょっと変!」「これカワイイ!」など、思い思いの言葉が飛び出てきた。

その後、親子でランチタイムを挟み、最後は恒例の名刺交換会がおこなわれた。
ワールド 鈴木信輝社長の話を聞いた後、社長と名刺交換したい子どもたちが列をなした。初めての自分の名刺に喜ぶ子どもたちもいた。
今日の体験は夏休みの大切な思い出になるのと同時に、未来のアパレル業界人を目指すきっかけにもなったことを期待したい。
