株式会社オンワードホールディングスは、同社の回収衣料品から生産したリサイクル毛布4,000枚を日本赤十字社の協力のもと、タジキスタン赤新月社へ寄贈した。2024年11月27日(水)には、タジキスタン・ラシュト地区にてオンワードホールディングス社員が現地を訪れ、直接リサイクル毛布を手渡す寄贈式をおこなった。
オンワードホールディングスでは、「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」のミッションステートメントに基づき、地球と共生する経営を推進。その一環として、着用済の同社の衣料品を回収し、リユース・リサイクルをおこなう「オンワード・グリーン・キャンペーン」を2009年から実施している。
回収した衣料品の一部から生産したリサイクル毛布は、国内外の被災地や開発途上国などの支援先へ、2010年から今回の寄贈を含めて累計45,500枚を寄贈してきた。
第14回目の支援先であるタジキスタンは、中央アジアに位置する共和制国家で近年は経済発展も著しく、2023年の実質GDP成長率は8.3%を記録。しかしながら、貧困率は依然として高く、中央アジアの中で最貧国に留まっており、国内の地域間格差が拡大し社会開発も遅れている。さらに、国土の約93%は山岳地帯に分類され、そのほとんどが地震地溝に沿って存在しているため、地震や洪水、地すべり、雪崩など複数の自然災害が多く、タジキスタンの経済や社会的発展を脅かしている。
今回寄贈したリサイクル毛布4,000枚は、タジキスタン赤新月社から洪水などで家屋に大きな被害を受けた家庭、女性が唯一の稼ぎ手である家庭、多くの子どもや高齢者を抱える家庭、障がい者、結核の患者など、支援を必要とする方々に配布された。
「オンワード・グリーン・キャンペーン」では、これまでの約15年間で累計約160万名のお客さまから約830万点の衣料品を回収してきた。回収した衣料品の一部から生産したリサイクル毛布は、今後も国内外の被災地支援などに活用していく予定だ。
「オンワード・グリーン・キャンペーン」公式サイトURL
https://www.onward.co.jp/green_campaign/