株式会社三越伊勢丹が運営するイセタンスタジオは、杉野服飾大学と株式会社ささげ屋と協業し、学生に向けた職業体験プログラムを10月より本格的にスタートした。
プログラムは、9月にオリエンテーションを実施、10月から新宿にあるイセタンスタジオにてささげ(さつえい・さいすん・げんこうの頭文字をとったEC業務の用語)業務を5回に渡り体験、店頭での顧客リサーチなどを経て、来年1月には制作した商品詳細ページの発表の場を設け、より実践的な技術を体感していくプログラムとなる。
杉野服飾大学にて実施されたオリエンテーションには、デジタルマーケティングを学ぶ服飾学部服飾学科ファッションビジネス・流通イノベーションコースの学生が集い、三越伊勢丹オンラインストアグループデジタルベース運営部部長から、小売・ECの業界動向や百貨店のマーチャンダイジングについて講義、質疑応答の時間には活発な意見交換がおこなわれた。
10月17日に実施された第1回目の実践プログラムワークショップでは、18名の学生が説明を受けた後、実際に「採寸」「撮影」に挑戦した。
学生からは「実際にやってみると難しい」「このような機会は貴重なものだと思う」などの声があがっていた。
ワークショップを通じて得られたお客さま接点づくりの体験から「お客さまにとって必要なオンライン情報は何か?どのようにお伝えするのが良いのか?」を検討、実際のページ作成までを目指す。