株式会社エアークローゼットは、脳科学者である東北大学・瀧教授と共同で実施した、ファッションを楽しむことを通した気持ちの変化を研究するプロジェクト「Fashion Wellness Project(ファッションウェルネスプロジェクト)」の研究成果に関するホワイトペーパーを公開した。
このプロジェクトは、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」に登録している月額会員、無料会員を対象に実施したもの。
「エアークローゼット」のサービスを提供する過程で、ファッションには見た目を楽しむだけでなく、気分を変えたり気持ちを明るくするなど、内面にも影響をもたらす力があることを強く実感し、お客さまアンケートでも「いろいろなお洋服を着ることで気分が上がった」「好きなファッションを身につけることで新しい自分の発見や自信に繋がった」というコメントをもらうことがあることから、その効果を実証することを目的に、東北大学の瀧教授による監修のもと、産学連携共同プロジェクト「Fashion Wellness Project」を実施した。
「ファッションウェルネスプロジェクト」では、「エアークローゼット」の体験を通し、心理学にもとづく調査と分析・考察をおこなった。その結果、「自分に対するポジティブな評価」や「ありのままの自分を受け入れる気持ち」「自分が感じる幸福感」「自分が感じる生活の満足度」を高めるという効果が認められた。
その中でも特に、自己の能力や特性に対する積極的で前向きな態度のことを指す「自己受容」において、高いスコアが出た。この結果は、サービスが持つ、一人ひとりの雰囲気や体型、お悩みに合わせたパーソナルスタイリングにより、自分の体型や肌の色などの生まれ持った特徴を活かせるということが、「自己受容」に良い影響を与えていると考えられる。一方で、周囲の人との関わりや自分の置かれた状況への影響は実証されなかった。
「エアークローゼット」と東北大学の産学連携共同プロジェクト「ファッションウェルネスプロジェクト」概要
研究目的 ファッションが生活の質を向上させていることを科学的に実証する
調査対象 「エアークローゼット」月額会員および無料会員※
調査期間 2020年10月~2024年9月
調査方法 Webによるアンケート調査
調査監修 東北大学・瀧靖之教授
特設ページ https://content.air-closet.com/aircloset-fashion-wellness-project
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※本調査の総協力者数は月額会員様3,053名、無料会員様3,460名の合計6,513名。うち、本調査の分析対象としたのは、2回目までの全アンケートにご回答いただいた、月額会員様291名、無料会員様119名の合計410名。