株式会社シロは、2024年7月26日~ 9月1日の38日間開催した「未来へのおくりもの展 -SHIRO 15th ANNIVERSARY EVENT-」にて、「リユースファッションショー」を開催した。会場は、創業の地・北海道砂川市にある“みんなの工場”で、株式会社ECOMMITのPASSTOで回収された衣類を使用し、業界の枠を超えたファッションショーをおこなった。
「SHIRO」は、“リユース”を社会の新しい標準にしたいという想いから、業界の枠を超え、化粧品容器と衣類の実証試験をおこなっている。この「SHIROリユースプロジェクト」に伴い、PASSTOで回収され、循環センターで丁寧に選別された衣類を使用し、完全にバックステージを開いたショーでは、大人も子どもも、誰もが、本気でショーをつくりあげる人たちの姿を一部始終を見せ、未来をつくる子どもたちの原体験に繋げたいという想いを具現化した。
今回のショーで使用したすべての服は、ECOMMITの循環センターへ出向き、回収された衣類の山の中から「SHIRO」のビジュアルスタイリングを担当するスタイリストの山口 翔太郎さんが「リユースファッションショー」のための服を1点、1点選んだ。それらの服は、本来使用すべきアイテムでスタイリングするのではなく、ジャケットやスカートをヘアアクセサリーにしたり、スカートをドレスにしたりするなど、自由な発想でスタイリングすることを意識した。
メイクアップは北海道で活躍する伊藤 智亜希さんと他4名のヘアメイクさんによるもの。そこに3名の専門学校生も加わり、2024年のホリデーシーズンに発売予定である「SHIRO」のアイシャドウパレットを使ってメイクアップを施し、ジェンダーを超え、それぞれの個性が輝くモデルたちが誕生。モデルはプロのモデル10名のほかに“みんなの工場”で働くスタッフ7名、友人たち2名に、「SHIRO」の店舗設計を担当する小倉寛之さん、ECOMMITの代表取締役CEOの川野輝之さん、弊社代表取締役の福永敬弘の計22名がランウェイに登場した。
総合演出の小松隆宏さんには、地球への負荷を減らしたいというしたいという「SHIRO」の考えに寄り添い、廃棄するものを生み出さないことを考えながら、テクニカルブースやショーのバックステージには壁をつくらず、普段は見ることができない舞台裏で働くプロフェッショナルたちの姿を見られるような会場を設営。初めて出会う北海道在住のプロのクリエイターの方々とも連動し、まったく新しいショーの舞台が完成した。
この日は3300名以上の方々が“みんなの工場”に訪れ、たった12分間の儚い「リユースファッションショー」を堪能した。