株式会社ビギは、創業者の一人である稲葉賀恵の名前を冠した「yoshie inaba」ブランドの展開を、24AWシーズンで終了すると発表した。
「yoshie inaba」は、1981年にデザイナーである稲葉賀恵が、どの時代においても全ての女性にずっと美しくいてほしい、服が主役ではなく、個々の内面の美しさを引き出す役割である為の洋服を作りたい想いで、誕生させた。「美しさと心地よさにこだわり、トレンドを意識しながらもそれに流されない定番の服」というブランドコンセプトは、美しいものを個々の感性で美しいと感じられる感覚だけでなく、自分自身の価値観をしっかりと持ち、それぞれの立場から社会と繋がり、『自身に心地よく生きる美しさ』を大切にするという想いが込められている。
この想いを貫き通したものづくりが叶わなくなったので、創業者兼デザイナーとして幕を下ろす決断をし、今シーズンをラストコレクションとすることにした。「yoshie inaba」2024/ Autumn & Winter Collectionは、ブランド誕生から今まで継続してきた素材へのこだわりを今季のエッセンスを交えながら、ヨシエ イナバらしい世界観に表現した。