「YUIMA NAKAZATO」中里唯馬デザイナーのファッションドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』が、2024年トライベッカ映画祭の正式招待作品に選出され、The HUMAN / NATURE(ヒューマン・ネイチャー)賞 特別賞を受賞した。
『燃えるドレスを紡いで』は、パリのオートクチュール・コレクションに日本から唯一参加し続けているファッションブランド「YUIMA NAKAZATO」のデザイナー・中里唯馬に1年間にわたって密着したファッションドキュメンタリー映画。
「生み出された衣服はどこにいくのか」という疑問の答えを求めて“衣服の最終到達点”といわれるアフリカ・ケニアへ向かった中里に同行するとともに、中里のショーの裏側にもカメラを向け、クリエイターとしての葛藤や新しい事への挑戦、チーム一丸となってショーの成功を目指す姿を映し出した。
トライベッカ映画祭は、俳優のロバート・デニーロ氏と映画プロデューサーのジェーン・ローゼンタール氏によって2001年に設立された映画祭で、アメリカの3大映画祭の一つ。The HUMAN / NATURE(ヒューマン・ネイチャー)賞は、トライベッカ映画祭が出品された全ての作品を対象に、自然と人間の相互依存の関係に注目を集めるためにストーリーやキャラクターを扱った最も優れた作品を選出する賞。同賞の、邦画、また ファッションドキュメンタリーによる受賞は史上初となる。
同賞受賞について中里は、「衣服は、衣食住という、人間が生きていく上で欠かすことのできない、とても大切なものですが、その存在はあまりに当たり前すぎて、もしかしたら普段あまり深く考える機会は少ないかもしれません。しかし、衣服がどのように生まれ、どのように終わっていくのかを考えることは、少し勇気のいることかもしれませんが、そこから人間のこれからを考えるためのヒントが見えて来るかもしれません。この度、トライベッカ・フェスティバルにて、ヒューマンネイチャープライズをいただき、とても光栄に、嬉しく思います。この映画を通じて、世界中の方々と共に、衣服について改めて考え、対話するきっかけとなっていってくれたらと願っています」とコメントしている。
映画『燃えるドレスを紡いで』について
監督:関根光才
プロデューサー:鎌田祐介
撮影監督:Andrzej Rudz
編集:Mariko Ide
出演:中里唯馬
国内配給:ナカチカピクチャーズ
Instagram official account https://instagram.com/yuimanakazato/
映画『燃えるドレスを紡いで』オフィシャルサイト https://dust-to-dust.jp/