靴下やインナーウェアを主事業とする株式会社チュチュアンナと、フラワーロスになる花を中心としたサーキュラー・エコノミー事業を展開する株式会社Future Sampleが、2024年4月20日より店舗の外から見えるウィンドウ装飾による入店率効果を検証する共同研究を開始した。
本研究では「ウィンドウ装飾における購買行動への影響」を検証・調査。これまで投資対効果が定量的に判断できなかったウィンドウ装飾へ花を中心とするサステナブルな素材をアップサイクルし、デザイン性とサステナビリティを両立した装飾による購買活動までの導線遷移率の影響を調査する。
対象店舗であるtutuanna渋谷センター街店にて、店舗ウィンドウ前による購買活動への影響調査。購入顧客の購買活動をメインとし、売上は対象外とするが事業戦略検討に活用する。
8割以上の消費者がECサイトを利用するようになり、 大多数の企業がEC戦略に力を入れている一方で、コロナ禍の自粛ムード収束に伴い、街中に足を運ぶという日常生活が戻りつつある。ウィンドウショッピングを楽しむ人も増え、コロナ5類感染症移行後には実店舗利用数がコロナ禍前の92%まで回復するという消費者行動の変化も見られている。
また、サステナビリティ経営の注目度が高まり、企業は経営面におけるサステナビリティへのアプローチが必要とされている。さまざまな取り組むべき問題がある中、お祝いの席などで一時的に飾られた生花を魅力的な店づくりのためのアップサイクル素材として活用することですることで、ウィンドウ装飾によるサーキュラー・エコノミーの実現を目指していく。