販売員は接客だけがお仕事だと思ったら大間違い。スタッフのマネジメントや在庫管理、店舗運営など、業務は多岐にわたります。それゆえに悩みもさまざま。自分の接客力を上げたい。スタッフの接客力も上げたい。売上はどうやったら上がる?マネジメントって何するの?などなど。このリレー連載では、いま店頭で何が起きていて、店長たちは何に悩み、どう解決したのか。リアルな課題とその解決策を、JUNグループの各ショップで働く現役店長たちが伝えていきます。
3目は、VIS名古屋・広島エリアのショップディレクター友延沙希さんが登場。店長たちのモチベーション管理について語ってくれました。
悩みは違っても解決の糸口の探り方は同じ
私は「VIS」でショップディレクターをしています。
ショップディレクターとは、所属するブランドの複数店舗をマネジメントする仕事で、店長やスタッフの育成のほか、現場の要望を本部に伝える架け橋のような役割も果たします。
現在、私が担当しているのは、広島金座街店を拠点に、広島・名古屋エリアの5店舗。
広島金座街店は路面店で、それ以外は駅ビル、郊外SC、ショッピングモールなど、チャネルが全く異なります。これらの店舗をマネジメントしていると、チャネルが違うとお客さまの来店目的も違うことが分かります。さらに県民性や商圏の客層も加味され、それが店の個性となっているようにも。
そして、各店を巡回しているとモチベーションが落ちている店長たちは、みんな悩み過ぎて視野が狭くなっていることに気づきます。
具体的な悩みや問題の内容は一人ひとり全く違うのですが、店長たちとの話し合いを通じて、ある一つの共通項が見えてきました。それは、悩みや問題を解決するためには、店の特徴や現状を事実として受け止めることが大切であるということです。
例えば、「スタッフたちと毎日会話をしているのに、コミュニケーションがうまくいかない」と悩む店長のケースでは、状況を確認すると”やってほしいことしか話していなかった“ことがわかりました。一部のスタッフからは「店長が忙しそうで話しかけられない」という声も。
また「スタッフを活かせない」と悩む店長は、
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330 JPYリレー連載「わたしの場合、みんなの場合」Part.3スタッフのモチベーション管理術 ― VIS ショップディレクター 友延沙希さん
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