新宿高島屋では、国内外でその技術を高く評価されている日本有数のデニム・ ジーンズの産地「三備産地」の人気ブランドのデニム製品を集めたイベント「SHINJUKU DENIM SCRAMBLE(シンジュク デニムスクランブル)」を初開催する。期間は新宿高島屋2階 ザ・メインスクエアをメイン会場に3月27日~4月2日まで行われる。
三備産地とは岡山県から広島県にまたがる3つの地域の総称で、備前(岡山県の南東部)・備中(岡山県の西部)・備後(広島県の東部)のこと。この3つの地域では江戸時代に綿花栽培を始め、古くから備後絣や備中小倉、真田紐などの織物づくりが盛んに行われた。現在は学生服やワーキングウェア、デニム生地やジーンズの産地として発展している。
「SHINJUKU DENIM SCRAMBLE」 では、三備産地の4社の衣料・雑貨を販売するほか、デニム加工の体験ができるワークショップを行う。また、高島屋が2022年から行ってきたデニム回収キャンペーンで回収したデニムを、クラボウ(倉敷紡績)の「L∞PLUS(ループラス)」を通してアップサイクルした「再生デニム」製品の販売や、デニムをテーマにしたトークショーなども行われる。
デニムスクランブル 概要
期間:2024年3月27日(水)~4月2日(火)
場所:新宿高島屋 2階ザ・メインスクエア、2階JR口特設会場
共催:岡山県倉敷市
参加ブラント(4社9ブランド)
・BLUE SAKURA
・kojima market place
・araiyan
・LoLoLavo
・MASTRO
・ai no de
デニム回収キャンペーン/2階 ザ・メインスクエア
期間:3月27日(水)→4月2日(火)
高島屋でのご購入品に限らず、ご不用になったデニム衣料品をお客様から回収する「デニム回収キャンペーン」を実施。回収したデニムはクラボウのアップサイクルシステム「ループラス」を通して、再生デニムに生まれ変わり、2025年春に高島屋の新作アイテムとして販売予定。
高島屋5店舗でも下記の日程でデニム回収キャンペーンを実施。
■4月10日(水)→5月7日(火)
日本橋店(本館3階デニムスタイルラボ)、新宿店(ファム・メゾン7階 デニムスタイルラボ)、横浜店(5階デニムスタイルラボ)、大阪店(4階デニムスタイルラボ)、京都店(3階デニムスタイルラボ)
デニム製造工程体験のワークショップ・実演販売/2階 JR口特設会場
■3月30日(土)11:30~18:30(受付:11:00~17:30)
■3月31日(日)10:30~16:30(受付:10:30~15:30)
KOJIMA INDIGO WORKS
三備産地から6社が参加し、デニム製造に使用するミシン等機材を用いて、縫製・加工を実演。お手持ちのジーンズへの追加加工やバッグの生地・加工をお選びいただけるカスタムオーダー 、ご自身でデニムキーホルダーやTシャツに染色するワークショップを行う。
※いずれも有料。
※詳しくは新宿店のWEBサイトをご覧ください。
Tonomu Lab
倉敷市児島でサンプル縫製業を営む縫製技師によるミシンアートを実演販売。洋服製造過程で発生する残布等を用いて、ミシンワークで制作した作品を紹介する。
「DR.DENIM HONZAWA」本澤裕治氏×「ITONAMI」島田舜介氏 トークショー
日時:3月30日(土)14:30~
会場:新宿高島屋2階 JR口特設会場
大手ジーンズメーカーで数々の名作の開発に携わり、2005年にDR.DENIM HONZAWA社を設立、2009年に自身のオリジナルブランド「RED CARD TOKYO」を立ち上げ、世界のデニム生産地を訪ねて各国の情報を収集するなど、日本のジーンズ史をリードしてきた本澤裕治氏。
岡山県内の大学在学中にブランドを立ち上げたのち、職場兼自宅として兵庫県から倉敷市に移住、2015年にデニムブランド「ITONAMI」をスタートし、デニム製品づくりを行うとともに宿泊施設・サウナを運営している代表取締役CEO島田舜介氏。
本澤氏と島田氏が、デニムの魅力や三備産地におけるモノづくりについて語る。