キャリア相談スナック・ALL IS NEW、本日もオープンです!
毎回皆さんからいただいたお悩みに、キャリア支援を手掛ける株式会社ALL IS NEWの吉田直哉と鶴戸茉利が飲みながらゆるーく語りつつ回答していくこの連載。
第3回のお悩みはこちら。
販売員の人たちがどんなキャリアを積んでいるのか知りません。
店長やマネジャー以外にあるの?
(20代女性/カジュアル系ブランド)
前提として、販売職採用なのか、総合職採用なのかによっても話は変わってきますよね。
と言うと?
新卒入社の時点で、販売をプロフェッショナルとして極める販売専門職採用と、販売職を経験後に実績やポジションの空き状況などによって自社内で他職種へ異動の可能性がある総合職採用とで、入社後に想定されるキャリアが完全に異なることがあります。
例えば、私が新卒で入社した企業の同期には、総合職採用で入社し現在PRに就いている方もいれば、販売専門職採用で他職種への異動ができず、今後のキャリアについて悩んでいる方も見てきました。
なるほど。まずは自分がどの入口でスタートしているのか、それ次第でキャリアも変わってくる。
我々も販売職出身だけど、店舗でのキャリアとなると店長がイメージしやすいよね。
はい。私も店頭にいた頃のステップとしては、昇格して店長になることが一番身近なキャリアでした。今回の質問者のように、「そもそもキャリアパスを知らない」のはなぜかと考えると、恐らく社内で他の職種のメンバーと関わる機会がないというのが原因の一つのような気もします。
それはあるよね。
企業にもよりますが、店頭にいてイメージしやすい職種として挙がることが多いのは、リテール(営業)やVMD、EC、PRですが、商品周りでいえばMDやバイヤーなど社内には多数の職種があります。
自分が販売職だった当時はいまいち理解できていなかった、知らなかった職種も多かったんだと、こうしてファッション業界の採用支援をするようになって気づきました。
数ある職種の中でも、販売職からの異動が現実的ではない職種もあるよね。
そうですね。デザイナーやパタンナーはそれこそ入社の時点で専門職採用が一般的なので、販売職からの異動は考えにくい職種の一つです。
販売職を極めることも、販売の経験を活かして他の職種を目指すことも、まずは販売で実績を出すことが最重要だけど、他の職種にも興味がある場合、どんな可能性がありそうかな?
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吉田直哉(よしだ なおや)
(株)ALL IS NEW代表取締役社長。福島県いわき市出身。大学卒業後、バーニーズジャパンへ入社。販売スタッフとしてキャリアをスタート。その後リクルートエージェント(現リクルート)へ転職し、転職・採用支援をおこなう。退職後は「ファッション×キャリア」の領域を中心に活動。ヘッドハンティング会社でのVice President、スタートアップでの執行役員を経て2021年に㈱ALL IS NEWを創業。人材エージェントのほか、スナックのオーナー、講師、アロハシャツブランドのディレクターなど、何足もの草鞋を履きながら自らが働く楽しさを体現している。東京と福島2拠点でデュアルライフを実践中。
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鶴戸茉利(つると まり)
(株)ALL IS NEW執行役員。宮城県仙台市出身。新卒で外資系イタリアブランドの販売職としてキャリアをスタート。その後ファッション業界に専門特化したヘッドハンティング会社にて転職支援を行い、現在は人材紹介事業部責任者を務めつつ、文化服装学院での非常勤講師、メディアにてキャリアに関する連載を持つなど、複業家としても活動中。
趣味は遠征するほど情熱を捧げている宝塚、ラジオを聴くこと、グルメに美容にトレーニングとアクティブな生活を送る。
X(@mari1010t)https://x.com/mari1010t