株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIOは、2024年2月20日に日本の匠の技術を世界に向けて発信するためのサロン型ラボストア「SUPER ZERO Lab」を東京・南青山骨董通り近くにオープン。伝統と革新、多文化共生、地方創生の発展に貢献する新しい国際的交流スペースを提供する。
「SUPER ZERO Lab」は、株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIO、浅野撚糸株式会社、矢橋ホールディングス株式会社が協力して、日本のテキスタイルと文化の新たな発信地として運営する。100平方メートルの空間に、販売エリア、ショールームエリア、イベントエリアが設けられ、それぞれの用途に応じてカスタマイズできる。
販売エリアでは、浅野撚糸株式会社の特殊撚糸工法で製造された「SUPER ZERO」糸を使用した製品、矢橋工房の漆器、無農薬食品などを取り扱う。ショールームエリアでは、「SUPER ZERO」の糸や生地、日本建築の伝統技法や工芸品を展示し、商談や勉強会の場としても活用していく。イベントエリアでは、伝統と革新が融合した工芸品やファクトリーブランドの期間限定販売会、アート展などを開催し、地方創生への貢献を目指す。
試着室の壁面材料やクッションには最高級合成皮革Ultrafabricsグループの廃棄素材を再利用したサーキュラーマテリアル「REDOW(リドウ)」を使用、下げ札やショッパーなどの販促ツールにはCCF/一般社団法人サーキュラーコットンファクトリーが提供するサーキュラーコットンペーパーを採用し、サステイナビリティへの取り組みを強化。今後も環境配慮型の材料や廃棄衣料品の回収プロジェクトと積極的にコラボレーションを進めていく。
店内には、商品紹介用に二次元コードを設置し、スマートフォンでスキャンすると日本語、中国語、英語で製造情報を閲覧できる。これにより国際的な交流の場としての機能を強化し、海外からの訪問者に日本の文化や地方を紹介。地方の観光促進に寄与し、価値ある交流と経済的繁栄をもたらすことに貢献していく。
また、「SUPER ZERO」の極みに挑戦するアパレルブランド「ASANO KANAKO KAJIHARA」の展開も開始。独自の撚糸技術と国内繊維工場とのコラボレーションにより、肌触りが良く上質なストールやタオル、その他アパレル製品を販売する。Spiber株式会社が開発した微生物発酵プロセスによるタンパク質素材の糸「Brewed Protein(TM)」と「SUPER ZERO」の撚糸を組み合わせた新技術を取り入れた製品開発にも挑戦する。
店舗概要
住所:東京都港区南青山5丁目7-21 芥川青山ビル1F
公式ウェブサイト: https://superzerolab.asanen.co.jp
Instagram:@super_zero_lab