キャリア相談スナック・ALL IS NEW、本日もオープンです!
毎回皆さんからいただいたお悩みに、キャリア支援を手掛ける株式会社ALL IS NEWの吉田直哉と鶴戸茉利が飲みながらゆるーく語りつつ回答していくこの連載。
第2回のお悩みはこちら。
販売の仕事が好きで、気がついたら40歳が目前に迫っていました。このまま仕事を続けようと思う半面、他業界を経験してみるのもいいのかなと考えるようになりました。
そもそも転職できるのかも心配ですが、何かできることありますか?
(30代女性/セレクト系勤務)
年齢をきっかけに今後のキャリアを見つめ直すという相談は受けることが多いですね。特に30歳とか40歳などの節目の年齢で多い印象があります。
ただ、今回の相談内容を見る限りでは、販売の仕事がもう嫌という前提ではなさそうです。どちらかと言えば、他の業界での可能性も知っておきたいというニュアンスなのかなって。
だとすると、いくつかの切り口に分けて答えていったほうが良さそうだね。今の仕事を続けるイメージもありながら、他の業界を考えるようになったのはなぜなのか。この理由や背景次第で答えが変わってくるから。
よくあるのはライフスタイルの変化による「収入を上げたい」「土日休みに変えたい」だったり、立ち仕事への体力的な不安から「デスクワークにチェンジしたい」といった理由。
一方で、同僚や友人がキャリアチェンジをしていく様子を目の当たりにして、ただ漠然と「自分も変えたほうがいいのかな……」みたいな人も多い印象がある。
確かに!
深くお話を伺っていくと、むしろそういう方が大半な印象もあります。
もしただ漠然と考えているのであれば、今すぐのキャリアチェンジは踏みとどまったほうがいいと思う。なぜかというと30代後半以降のキャリアチェンジって想像以上に選考ハードルも高いし、人生に与える影響力も大きい。他の仕事への解像度が低い状態のまま転職活動をすると失敗する可能性やリスクが高すぎるんだよね。厳しい言い方かもしれないけど、キャリアチェンジはそんなに甘くないからね。
その道のベテランであればあるほど、キャリアチェンジ後の変化は大きいですもんね。
まずは“なぜか”と向き合う
少なからず、今の仕事を続ける以外の選択肢を考えるようになったのはなぜなのか。そこをしっかり自分と向き合って考えることから始める必要がある。そうすると自分が叶えたい欲求というか実現したい在り方とかが見えてくるはず。じゃあ、それを実現できるのはどこなのか。そこからようやく検討スタートかなと。
まずは自己分析から。
その上でどうしても叶えたい希望を、「今の職場で自分の努力次第で変えられるもの」なのか「自分の努力ではどうにもできないことなのか」を客観的に振り分けてほしくて。
どうしてですか?
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吉田直哉(よしだ なおや)
(株)ALL IS NEW代表取締役社長。福島県いわき市出身。大学卒業後、バーニーズジャパンへ入社。販売スタッフとしてキャリアをスタート。その後リクルートエージェント(現リクルート)へ転職し、転職・採用支援をおこなう。退職後は「ファッション×キャリア」の領域を中心に活動。ヘッドハンティング会社でのVice President、スタートアップでの執行役員を経て2021年に㈱ALL IS NEWを創業。人材エージェントのほか、スナックのオーナー、講師、アロハシャツブランドのディレクターなど、何足もの草鞋を履きながら自らが働く楽しさを体現している。東京と福島2拠点でデュアルライフを実践中。
X(@naoya0115BC)https://x.com/naoya0115BC
Instagram(@naoya_yoshida_allisnew)https://www.instagram.com/naoya_yoshida_allisnew
鶴戸茉利(つると まり)
(株)ALL IS NEW執行役員。宮城県仙台市出身。新卒で外資系イタリアブランドの販売職としてキャリアをスタート。その後ファッション業界に専門特化したヘッドハンティング会社にて転職支援を行い、現在は人材紹介事業部責任者を務めつつ、文化服装学院での非常勤講師、メディアにてキャリアに関する連載を持つなど、複業家としても活動中。
趣味は遠征するほど情熱を捧げている宝塚、ラジオを聴くこと、グルメに美容にトレーニングとアクティブな生活を送る。
X(@mari1010t)https://x.com/mari1010t