文化服装学院と株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、「古着屋 西海岸」を運営する日本ファイバー株式会社の協力を得て、産学連携のコラボレーション施策を実施。学生たちが製作した作品の公開プレゼンテーションが2024年1月24日に行われた。
この施策は、文化服装学院ファッション流通専門課程1年生320人が52チームに分かれ、日本ファイバーから提供された古着550点を使用し、アップサイクル作品を製作。単に古着をアップサイクルするのではなく、さまざまな社会課題に目を向けて、それらをファッションで発信していくことをテーマに取り組んだ。
まず各チームは、多くの社会問題から自分たちが取り上げる課題を選定。「戦争による子どもたちへの被害」や「若年層のドラッグ使用と社会復帰」「ジェンダーバイアス・同性婚」「心の健康問題(自殺)」「動物の殺処分」「アパレル産業による水質汚染」「世界の貧困に関する教育格差」「モラルパニック・SNSでの誹謗中傷」「携帯使用率増加によるコミュニケーション減少」など、その他内容は多岐にわたるものだった。
それから、選定した社会課題について深く調べて、問題点を分析。そこで浮かび上がってきたことをチームの企画テーマとし、コンセプトや作品の中へ落とし込んでいった。
完成した52作品は、文化服装学院学院長、SHIBUYA109エンタテイメント、日本ファイバー、YuumiARIAデザイナーの4者で審査され、上位14チームは、1月24日の公開プレゼンテーションに進出。プレゼンテーションで入賞した3チームの作品はSHIBUYA109渋谷店2階アドスペースに、残り11作品はエレベーターホールに、それぞれ展示されることが決まっている。
審査基準はテーマ発見・分析力、コンセプト発想力、アップサイクル度、ビジュアルクリエーション力、プレゼン力の5項目だ。
公開プレゼンテーションは文化服装学院20階B201ホールで行われ、同級生たちが見守る中、実施された。
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330 JPY文化服装学院×SHIBUYA109×西海岸の産学連携コラボ 社会課題に目を向けるファッションをプレゼン
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作品展示概要
上位3チーム作品
2月27日(火)~3月4日(月)SHIBUYA109渋谷店 2階COCO SPOT
3月5日(火)~3月11日(月)SHIBUYA109渋谷店 3階・4階・5階エレベーターホール
他11チーム作品
2月27日(火)~3月11日(月)SHIBUYA109渋谷店 3階・4階・5階エレベーターホール