日本リユースシステム株式会社は、2023年12月13日に自立支援型・寄付つきお片づけ商品「着物deお針子 専用回収キット」の販売を開始した。この商品は、日本の伝統文化である着物に注目し、大量廃棄の危機やCO2排出の環境問題を解決しつつ、新たな価値を創出し、国内外へ着物の素晴らしさを発信することを目指す。
「着物deお針子」は、不要になった着物等を便利に手放すことができる自立支援型・寄付つきのお片づけ商品だ。送られてきた着物等は、モンゴルや国内の福祉作業所で手作業で主に反物として再利用され、北欧・欧米を中心に世界各国へ輸出・販売される。回収キット1キットごとに、「お針子作業に必要なミシン針10本、売上の一部よりミシン」をモンゴル政府機関を通じて寄付される。
専用回収キットの申込みから着物類発送まで、自宅から一歩も出ることなく完結でき、衣類回収袋のサイズは縦40cm・横50cm・高さ60cmで、1袋には約10式分の着物類が収まる。専用回収キットの価格は5,000円(税込)になる。
「着物deお針子」によって、各家庭の箪笥のお片づけを通じて着物や帯が世界中で活かされるだけでなく、国内外の障がいのある人やシングルマザー、服飾学生への自立を支援することが可能になる。また、独自のオゾン加工により、より良い状態で輸出し世界で活かすことができる。また、シングルマザーや貧困層、障がいのある人が中心となり、独自の反物Kimono Upcycle Cloth「OHARIKO」を制作し着物地として世界で活かし、専属デザイナーによる「貧困層」「服飾学生」への自立支援活動も行っていく。これにより、貧困層の人へ向けたお針子技術指導を行い、手に職をつけてもらうよう自立を支援する。また、服飾学生に向けた講義を行い着物の特徴を活かしたものづくりを指導し、未来のデザイナー育成を支援していくこともできる。
これらの活動を通じて、日本リユースシステムは、SDGs10個のゴール達成へ貢献。着物や帯に「生地」としての新たな価値を生み出し、捨てずに活かすことで社会貢献を目指している。
着物deお針子 https://kimonodeohariko.jp/