東京ニットファッション工業組合(TKF)は2023年度のブランディング事業として、Z世代をターゲットにTOKYO KNITの魅力を全世代にアピールする施策を展開する。Z世代に焦点を当てたイベントやYouTube番組制作、グッズ制作を手掛ける「超十代」と連携し、Z世代がTOKYO KNITの製品に触れ、自ら発信する機会を創出する。
TOKYO KNITのブランディング事業はこれまで、国内外のアパレルブランドへの訴求を中心に展開してきたが、本年度のプロジェクトではZ世代を発信起点とし、TOKYO KNITの魅力を全世代にアピールする新たな施策を展開するとのこと。この取り組みは、東京都中小企業団体中央会が2023年度に実施する新戦略支援事業「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」の一部として行われ、TKFとジェイアール東日本企画によるコンソーシアムで進行している。
Z世代は多種多様な価値観を持ち、自分の価値観を重視する傾向があり、社会問題にも関心が高い世代である。そのため、彼らの主張や行動は全年代に影響を与えるといわれている。この企画を通じて、次世代を担う若年層の東京のモノづくりへの関心を喚起することを目指す。2024年2月16日(金)には、渋谷TRUNK HOTEL MORIにてTOKYO KNITと「超十代」が共同でファッションショーを開催。Z世代のタレント6名を起用し、TOKYO KNIT認証企業4社とコラボしたオリジナルニットの制作。制作過程は各タレントのSNSで発信され、完成したオリジナル作品はファッションショーで披露する。
また、TOKYO KNIT×障がいのあるアーティストとのコラボレーション企画も発表。障がいのあるアーティストの作品をフューチャーし、TOKYO KNIT認証企業が生産を担当。こちらも2024年2月16日に開催予定のファッションショーにて披露される。