株式会社小田急SCディベロップメントが運営する新宿駅直結の商業施設『新宿ミロード』は、出店店舗スタッフの働きやすさや満足度を向上させ、サステナブルな働き方を目指す働き方改革の一環として、店舗の希望により導入が可能な「中休み制度」を10月1日から初導入した。また、「休館日」を現行の3日間から4.5日間に増設する。
「中休み制度」とは、店舗の希望により、営業時間中に一時的な休業時間を設けることができる制度で、物販・サービスは平日の13時~17時のうち最大1時間(週1日まで)、飲食は平日の15時~17時のうち最大2時間(制限なし)。館内イベントの初日など新宿ミロードが定める期日は不可。
休館日は現行8月の2日間と1月1日(元日)の合計3日間のところ、12月31日(大晦日・終日)と8月(現行休館日の前日・半日)を新たな休館日として増設。これにより年間の休館日が合計4.5日間に変更された。
8月の半日営業終了後には、恒例の店舗スタッフ向けイベント『新宿ミロードスタッフ 夏祭り』を予定。2019年度までは営業時間中の開催であったため、店舗スタッフは交代しながら参加していたが、今後は店舗スタッフが全員で参加し、交流できるイベントとなる。
小田急SCディベロップメント新宿南口営業室、宮野良子支配人は「今回、新宿ミロードの出店店舗へ『人材確保や働き方』に関するアンケート調査を行ったところ、ディベロッパーに求めることとして、『1.休館日の増設 2.営業時間の柔軟な対応 3.売上支援』といったお声を多数頂戴しました。貴重な人材の離反を防止し定着させるための試みに注力することが、ディベロッパーとしての重要課題であると判断し、本取り組みの決定に至りました。前線で働くショップスタッフを適切に支援することがサステナブルな店舗・施設運営につながるものと考え、様々な取り組みにチャレンジしてまいります」とコメントしている。