ファッションから雑貨、食品まで幅広いカテゴリーを取り扱う総合卸商社 株式会社エトワール海渡は、2023年7月10日馬喰町ショールーム1階「BLOCKS」をオープンした。
エトワール海渡は、1902(明治35)年に創業。日々の暮らしの中で気分を高揚させる貴金属小間物の卸商から始まり、1961(昭和36)年に衣食住を網羅した様々な商品を1か所で仕入れられる「ワンストップ型総合卸店舗」を開店以来、60年以上にわたり「人や空間を介した買い物の楽しさ」を見つめつづけてきた。このリニューアルでは、次なる商空間の役割を見つめ直し、「手触り感・臨場感」に重点を置いた商品や編集の「質的な価値」を感じることができるショールームを目指している。
「BLOCKS」は、フロア全体を「街」に見立て、大きく6つのブロック=街区(Square/Pavilion/Studio/Park/Information/Bench)から構成。「Pavilion」は、商品が生まれた背景や素材感を体感することで、商品そのものが有する深い価値を感じることができる。ショールーム1階に入ってすぐに広がるメインスペース「Square」は、多様な商品の組合せによって世界観を作り上げる“編集”の価値を提示ペースや展開したい編集のサイズに合わせて自在に組合せを変更できる。また、スペースを区切ってブースとして組みやすくするなど、様々なシチュエーションに合わせた空間づくりが可能。一部什器は小売店様店頭用としても提案している。
「Studio」は、市場動向を反映して今すぐ店頭販売したい企画などをスピーディーに展開し、商売のタイミングを逃さない柔軟性のある発信をするブロック。クオリティの高い写真や動画に適した設備を備えており、エトワール海渡スタッフが臨場感のあるデジタルコンテンツを配信する。「Park」は、心地よい空気感の中、様々な出会いが生まれるスペース。店づくりのアイデアにつながる多種多様な書籍を読むことができる。
リアルとデジタルが相乗効果を生む未来を見据え、小売店様・サプライヤー様とともに、これからの店づくりやモノづくりのイマジネーションを育んでいくことを目指していく。