明治大学・高木研究室との共同研究で、ファッション×データサイエンスの可能性を追求
株式会社エアークローゼットは、独自のデータ解析・AI開発について特設ページ「airCloset Data Science Collection」にて、生成系AIを含む最新の研究成果を公開した。この取り組みは、同社データサイエンスチームと、計算型人工知能で世界トップクラスの研究者である明治大学・高木友博教授が率いる高木研究室との共同研究事例の一部となる。
同社は、2014年の創業当初より実サービスへの導入に向けて、AI(人工知能)やデータの活用に積極的に取り組み、2022年4月より研究を開始。仕入れ・パーソナルスタイリング領域において、「ChatGPT」等に代表される生成系AIの活用を検討してきた。
「最適な在庫を実現する調達支援システムの研究」では、AIによるトレンド分析やAIによる調達希望アイテムの画像生成を行ったが、学習データとして取り込むための方法や複雑な模様を持つ衣類の生成などに課題があった。
「パーソナルスタイリングにおけるコミュニケーション支援システムの研究」では、AIの学習データとして、過去にスタイリストによって筆耕されたコメントの解析を行い、ある一定までは問題ない程度のコメントを生成することはできたが、自然言語処理にかかるサーバー負荷の軽減、より実践的な運用面に関する課題があった。
同社はファッションの体験データを用いたAI・データ活用には、大きな可能性が秘められているため、今後も実サービスへの導入に向けた研究開発を進めていく。
研究成果については、「airCloset Data Science Collection」にて公開中。