浮世絵から紐解く江戸っ子たちのブームや娯楽を知る特別展を開催

2023年6月15日2023年11月7日

神戸ファッション美術館は、2023年7月8日（土）から特別展「花のお江戸ライフ～浮世絵にみる江戸っ子スタイル～」を開催する。

浮世絵は17世紀後半に始まり、明治期にいたるまで広く庶民に支持された江戸時代を代表する芸術。美人画、役者絵から始まり、寛政期（18 世紀後半）に最初のピークを迎え、文化文政期（19 世紀初頭）に入り、江戸の人口が100万都市と言われるまでに拡大したころには、文化が成熟し、庶民の関心を引くように浮世絵にも様々な主題が登場。例えば、旅行ブームを背景にして生まれた風景画をはじめ、旅、食、趣味といった現代の私達の関心事と重なる主題になっていった。

歌川国芳《池の金魚とねこ》大判錦絵三枚続嘉永4年（1851）頃

この特別展では、当時の江戸っ子が夢中になった様々なブームや日常の暮らしに寄り添った娯楽の数々（旅行・メイクアップ・ペット・グルメ・ガーデニング等）をキーワードにして、後期浮世絵画壇を代表する喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重をはじめ、歌川豊国、国貞などの浮世絵を約160点展示。また当時の料理を再現した食品サンプルや、江戸の暮らしのトリビアを紹介するパネルなどを通じて、江戸っ子のライフスタイルを紐解いていく。

開催概要

花のお江戸ライフ～浮世絵にみる江戸っ子スタイル～
会場／神戸ファッション美術館（神戸市東灘区向洋町中２の９の１）
URL：https://www.fashionmuseum.jp
開催期間／2023年7月8日(土)～8月27日(日)
休館日／月曜日、7月18日(火) ※ただし、7月17日（月・祝）は開館。
開館時間／10時～18時（入館は17時30分まで）
観覧料／一般1,000（800）円、大学生・65歳以上500（400）円、高校生以下無料
　　　　※神戸市内在住の65歳以上の方は無料。
　　　　※カッコ内は有料入館者30名以上の団体料金。
　　　　※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券（半券）で割引。
主催／神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
後援／サンテレビジョン、ラジオ関西
展示協力／大阪樟蔭女子大学