人口約200人の白山の麓にある集落で営む石徹白洋品店で、毎年恒例の藍染見学会を行う。
石徹白洋品店は、岐阜県の奥美濃の小さな集落・石徹白地区にて縄文時代から継承されてきた伝統の野良着(たつけ)を復刻し、現代のライフスタイルにあったデザインで服を制作。また、地域の植物を採取、草木染や藍染を行い、自然素材を生かした服づくりに取り組んでいる。モノづくりを通じて進めてきた地域活性化の取り組みが評価され、共同通信社らが主催する第12回地域再生大賞の準大賞を受賞している。
この土地だからこそできるものづくりをしたいと考え、藍染も草木染もこの土地で育つ植物を使うことを大切にしており、土を耕し、種をまくところから藍染をする。「灰汁発酵建て」という自然の材料のみで藍を建てる方法を採用し、染めは1甕1キログラムの糸や布、服を染めることができるが、1日染めたら1日休ませるため、染め上がるのに2日間かかり、とても手間はかかるが貴重な方法だ。
現在、石徹白洋品店では藍染の現場の見学を受け付けている。事前予約制。(※荒天の際は中止する場合もあり)
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