マーマレーション株式会社が展開するオーダースーツレーベル『illbe (アイルビー https://www.illbe order.com/)』 は、モンテディオ山形とチームウェアのサプライヤー契約を締結。地元・山形のテキスタイルメーカー、青文テキスタイルとニットメーカー、米富繊維とのタッグを組み、チームウエアを制作した。
チームウェア制作経緯
『illbe』は、現役のアスリートはもちろん引退したアスリートも含め、年齢や性別、立場に関係なく、夢を追いかける全ての人と社会をサポートすることを目的としたオーダースーツレーベルとして誕生。ディレクターを務める廣瀬智靖氏は、モンテディオ山形で実際に6年間に渡りプレーした元Jリーグ選手で、セカンドキャリアとしてアパレルの世界へ踏み出した。現在は選手としての経験を活かし、現在は個人向けや企業、 スポーツチーム向けのオーダースーツやユニフォームの企画、ディレクション、販売を行っている。
モンテディオ山形は、1994 年に山形県山形市に創設されたJ リーグに所属するクラブチーム。1999 年からJ リーグに所属し、現在までJ1 に二度昇格、2014 年には天皇杯決勝、2018 年にも天皇杯準決勝に進出した。J リーグに所属するクラブの中でもホームタウン(地域貢献)活動を積極的に行っており、地域との関係を深めることに注力している。
廣瀬氏は現役引退後、アパレル業界へ行くことで、改めて山形のものづくりや伝統産業の素晴らしさを知り、チームウェアを通して山形のものづくりを広く伝えていきたいという想いがチームと一致。選手たちがチームウェアを通して“山形”という土地や人が持つ魅力を直接感じることができると同時に、MADE IN YAMAGATA のアイテムで揃えることで、地域とチームがひとつになることができた。
“山形を繋ぐ”チームウェアを通して山形を発信
チームウエア製作にあたり“山形を繋ぐ”をテーマに掲げ、山形のものづくりを結集した取組み『Montedio Yamagata Official Formalwear』のトータルディレクションは『illbe』ディレクターの廣瀬氏が務める。地元産業と手を取り合い、「ジャケット」「ニットベスト」「パンツ」を製作した。
『illbe』 廣瀬ディレクターは「J リーガーとしてのキャリアをスタートしたモンテディオ山形に、このような形で関わらせて頂くことができて、とても光栄に思います。選手を引退してアパレル業界へ行き、山形には素晴らしいものづくりの伝統産業があることを改めて学びました。この取り組みを通じて地元の産業を結びつけ、多くの人々に山形の魅力を知ってもらえることを願っています」とコメントする。
「ジャケット」
企画・製作:illbe
生地開発:青文テキスタイル
時代を問わず普遍的なアイテムであるネイビーブレザーを、山形の伝統産業である米沢織を生地に使用して製作。
米沢織の“ストレッチ性”という特性を存分に活かし、選手たちの体格や移動中の動きなどを配慮した作りとなっている。これにより伝統と機能を両立させた、幅広いシーンで利用できるジャケットが完成した。
「ニットベスト」
企画・製作:米富繊維
別注の強撚ウェーブコットンを度詰めでしっかりと編み立てたオールシーズン着用できる素材を使用した。
ニット素材のクリーンな印象が特徴で、合わせるアイテムによってビジネス、カジュアルを問わずに着用できるシンプルなデザイン。
「パンツ」
企画・製作:illbe
ウエスト部分にドローコードをつけイージーパンツ仕様にし、さらにステレッチ素材を使用することで、シルエットの美しさを失うことなく快適な着用感を実現。
選手側の視点に立ち、パフォーマンスを最大限発揮できるよう考案した。